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迅速検査で診断がつかないとき

[2026.02.18]

ぱんだキッズファミリークリニック院長 底田です。

開院して3ヶ月目に入りました。

少しずつ患者さんが増えてきて、インフルエンザBやRSウイルスの患者さんがぽつぽつとおられます。

一般の方にはあまり馴染みのない話ですが、かぜ症状をきたすウイルスは約200種類いると言われています。

そのうちクリニックで検査できるのはせいぜい10種類程度ですが、最近は大きな病院やクリニックでも遺伝子解析による検査で、これまで血液検査で数日後にしか結果がわからないようなウイルスや細菌の検査ができるところも出てきました。(検査機器が高額なので、まだ弱小クリニックの当院では導入できません、、、)それでも百数十種類のウイルスは診断ができません。

迅速検査が開発される感染症は、他の病原体と比べて重症化(気管支炎や肺炎などで入院になってしまう)しやすいものが多く、その中でもインフルエンザは特に悪いヤツなので予防接種や治療薬が登場した歴史があります。RSウイルスも乳幼児が感染して気管支炎や肺炎まで悪化してしまうことが多いため、小児科医が警戒しているウイルスのひとつですが、やっと妊婦さんに対する予防接種が開始されましたね。

こどもたちはよくかぜを引きます。ほとんどのかぜは軽症です。しかし感染したときの体調やウイルスの種類、暴露されたウイルス量など様々な要因で、通常なら軽症で済むはずの症状が長引いて、高熱や咳や鼻汁が辛い状態が何日も続いたりすることがあります。

当然、インフルエンザやRSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、アデノウイルスなどを疑って検査をしても、本当は罹患しているのに検査で陰性になってしまうこと(偽陰性といいます)や、そもそも百数十種類の迅速検査の無いウイルス感染のこともしばしばあります。

診断がつかないと保護者の方々はとても心配されるのですが、私たち小児科医は診察によって本人の全身状態をできる限り正確に評価をし、クリニックではなく病院で診てもらった方が良いのかどうかを判断しています。ちなみに血液検査も診断の一助にはなっても、ウイルスの診断はとても難しいです。

何が言いたいかよくわからなくなってきましたが、、、

迅速検査で診断がつかないことはよくあることです。

こどもの状態を正確に確認するために、いつどれだけご飯を食べれたか、水分は何をどれくらい飲めたか、おしっこはいつ出たか、量はどの程度だったかを、保護者の方は可能な限りでよいので記録しておいてくれると助かります。特におしっこの出た間隔は脱水の評価に非常に役立ちます。

こどもがかぜを引いてきょうだいもいて、なんだったら保護者の方々にもうつってしまって、記録なんて無理!

そんなときはおしっこの様子だけでも確認しておいていただけると、とてもとても助かります。というお話でした。

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